投稿日:2009-01-06 Tue
高校サッカー冬の選手権、地元の前橋育英高校(以下育英)が準決勝進出を決めた。準々決勝の相手は、これまで2試合で14得点(7得点ずつ)挙げている、國學院久我山。
その勝ち上がり方を知れば、ここまでかな?と、素人には思われる。
育英が準決勝に進んだのは、7年ぶりのこと。
たしか、準々決勝の相手が大分高校で、
ロスタイムに2点入れて逆転、という劇的な試合だった。
その2点を入れた相川選手は現在、J2のFC岐阜に所属しているらしい。
圧勝だったと思う。
ポゼッションの技術、プレスの速さ、サイドチェンジの正確さ…、
シュートの精度はことごとく欠いたが、
1対0という得点差以上の、チームとしての質の差が、はっきりとあったと思う。
久我山が掲げた「美しく勝つ」サッカーを、より具現化していたのは、
間違いなく育英の方だった。
(「美しく」というあたり、安倍晋三的で具体性に欠け、よいスローガンでない気がする。)
ただ、僕は久我山のことが嫌いなわけではなく、憤っている点があるとすれば、
その、あまりに久我山の応援に偏った実況方針に対してである。
今日は、(熱が下がったので)会議のために職場に行き、12時には家に戻った。
テレビ中継があったからだ。
もちろん、それが今大会注目の久我山の試合であったから、というのは誰にでも分かる。
分かるのだが、
偏っているんだよなー、日テレは本当に、いつも。
実況は鈴木健(だれだ)、解説は前園真聖(好きだったのに)。
選手は実況や解説を聴きながらプレーしているわけではないし、
影響がないのだが、テレビの前で応援する僕にとっては、実に不愉快だったのだ。
例を挙げるとすれば、2002年のトヨタカップ。
レアル・マドリード(スペイン)とオリンピア(パラグアイ)との試合で、忘れられないのは、
オリンピアの選手がシュートを放った場面に対して、解説は、何と、
危ない!
と言ったのだ。
これが、現状での日本サッカーの限界だと思った。
日本で、ワールドカップが開催されたその年に、だよ。
危ない!
て、何だよ…。
パラグアイは、点を取っちゃいけないのかよ。
スペインが勝たないと、何か困ることがあるのかよ(あるんだな)。
その解説は、武田修宏だったかな、たしか(きらいじゃないんだよ)。
同じようなことが、育英と久我山の試合にも、山ほどあったと思えばいい。
試合後の、久我山をたたえるコメントなど、寒気がするほどだった。
もう一度言う。
僕が批判しているのは高校生ではなく、テレビだ。
テレビで働く、大人だ。
テレビに客観性なんか求めないし、
サッカー中継とはいえ、主観が入るのは自然なことだと思うけれど、
そのことが誰かを不愉快にさせることがあったり、
時には傷つけることがあったりするっていうことを、
自覚
してないといけない、とは思うのである。
不愉快な中継ではあったが、
それでも、そのお陰で素晴らしい試合を観ることができた。
(絶対に、現在の代表戦よりも魅力がある。)
このまま勝ち進み、高校サッカーの頂点に立ってほしいものである。
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